Sashi.Co 〜 刺し子 のビジネスモデル

 

久々の更新になってしまいました。

赤ちゃんと一緒の子育て生活でのコツコツ作業は、なかなかに大変です。それでも、娘を言い訳にはしたくないので、時間を見つけて少しずつですがオンラインストアは、準備ができつつあります。お買い物もしっかりできるようになりました。(もっともっと改善はしていきたいです!)

 

気楽にお買い物頂けるようにFC2を使って簡単なウェブショップを。

http://sashico.cart.fc2.com/

 

金額が大きいジャケット等、しっかりとご説明を差し上げたい作品は別途WordPressのサイトで。

http://sashiko-shop.sashico.com/

 

 

 

子供の寝息を聞きながら、今後のSashi.Coの展開を考えることも多くなりました。

 

Sashi.Coは、30年間の刺し子作品制作の経験がある、二ツ谷恵子が起業したプロジェクトです。

「 刺し子 でデザインする」という理念のもと、刺し子が好きな恵子が、 刺し子 好きなお客様に喜んでもらえる作品、つまりは作り手である恵子が楽しめる作品を世に生み出すというプロジェクトです。

 

2014年の夏、この起業について僕と母親(恵子)の二人で話をした時、まずSashi.Coがしなければならないのは「Sashi.Co(作り手の二ツ谷恵子の理想)を理解頂ける作品を作ること」という結論に達しました。

 

  • 「誰がお客様で、誰がターゲットになるのか」
  • 「どう販売するのか。流通ルートはどうするのか」

 

といった、普通のビジネスであれば当たり前に考えなければいけないことで頭を悩ますことは、できるだけ控え、その分、「まずは並べられるだけの作品を作ってみなければ」と。

作品がひとつもないその当時は、どんな話をしても机上の空論になってしまいそうでしたし。

 

その後、1年をかけ多くの方のご協力も得て、たくさんの作品を作ることができました。まだ個展を開くレベルの品数はないので、今も頑張って作品を作っていますが、ここにきてビジネスモデルを考える必要が出てきていると思うのです。

 

もうある程度の核は決まっています。後は、いかにしてその核(理想)に現実を近づけるか。時間はかけても言葉にしていく必要はありそうです。まずは、上記の2点、とても大切なお客様のことと、そしてお客様に届ける方法について。

 

「誰がお客様で、誰がターゲットになるのか」

→ 刺し子が好きな方がお客様。これに尽きます。100人の内1人でも、「あ、これ可愛いな」と思って頂ければ良いと思うし、1000人の内1人でも、「刺し子だ。凄い手仕事だな」と思って頂ければ嬉しいです。また、10,000人の内1人でも「これだけの刺し子をした作品はお買い得だ」と思って下さり、実際に購入頂ければ最高です。

 

「どう販売するのか。流通ルートはどうするのか」

→刺し子という手仕事で作品を生み出すには、刺し子をする以外の仕事もたくさん必要です。刺し子が可能で刺し子に適したデザインをしたり、刺し子パターンを布に移したり、刺し子をしたり、縫製したりっと、その作業工程は多岐に渡ります。

一般的な流通ルートを通ると、その分販売価格が上がってしまうため、できるだけ近い距離を意識した販売をしていきたいと思っています。

 

恵子からお客様へ直接販売すること。

恵子の作品をご理解いただける方、ギャラリー等に作品を置いていただくこと。

 

卸をすることは難しいかもしれませんが、ギャラリー等に販売委託をすることは大切ですし、その分お客様に直接作品を見ていただけて触っていただけるのであれば、それは「近い距離を意識した販売」であると思うのです。

 

だからこそ、まずは「Sashi.Coと刺し子」を知って頂く必要があるのです。

作品だけじゃなく、その作品に込められた思いや、なぜ「手仕事である刺し子を続けるのか」という思いを知って頂ければと思うのです。

 

今回はここまで。次回は独特な手仕事のビジネスモデルについて文章化できたらと思っています。

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