今回は、「不要な着物」をご寄付頂きたい!というお願いです。
Sashi.Co & 二ツ谷恵子は以下の二つの想いを心に、 刺し子 作品を作り続けています。
- 主に古布を使うことによって、日の目を見ることが無くなった布地(箪笥の奥に眠ってしまっていたり、質は良いのだけど古かったり使い古されてしまった布地)を、もう一度表舞台に立たせてあげたいという想い。
- 糸を草木で染め上げることによって、昔ながらの優しい色合いと共に、歴史を刻んできた布を現代の作品として作り上げたい。
古布は主に、作りたい作品のテーマにあった良質の古布を、古物商の方から購入したりオークション等で落札したりしています。そんなところ知人から「不要になった着物の処分に困っている人もいるんじゃないのかな?」というアドバイスを頂いて、ウェブで告知することにしました。
とはいえ、骨董品屋さんのお仕事をしているわけではないので「どんな着物でも引き受けます!」とはいえないのが難しいところ。私達の刺し子への想いに共感を頂き、「捨てるくらいなら再利用して欲しい」と思って頂ける方とご縁を頂けたら嬉しいです。

刺し子での補修&修飾が目的なので、ほつれていたりしても大丈夫ですし、汚れがあっても大丈夫なのですが、是非ご寄付頂きたい着物について、以下に希望を纏めました。
是非頂戴したい着物&布地
- 昭和後期以前に制作された綿の着物や衣類
- 着物に限らず、もんぺや半纏、布団カバー等も有り難いです。
- 古ければ古いだけ有り難いです。一見汚らしいような布地だったり解れかけていても、刺し子をして蘇らせます。
- 絣(かすり)の布地が一番有り難いのですが、無地や縞、その他、綿製で昭和以前の布地であればありがたく頂戴します。
- 泥大島紬を始めとした、大島紬の布地で作られた着物や衣類
お断りする着物&布地
- 平成以降に作られた着物や衣類
- 上記大島紬を除く。ただ、平成以降に作られた大島紬はお捨てになる前にリメイク等された方がいいかなと思います。頂けるものなら頂きたいのですが、とても高価なものなので。
- ウール等(虫がつきやすい)布地
- 化織繊維を使用している着物や衣類
*お送り頂く際の送料は私共で負担します。
*少しでも疑問に思うことがあったら、コンタクトフォームよりご連絡下さい。お電話かメールにて直接お話を伺います。
*一度送って頂いたものは、原則として返却できませんのでご了承下さい。
*送って頂いた着物や衣類の中で、どうしても刺し子として使えないと判断した場合は、私共で処分させて頂く場合もあります。
不要な着物 を刺し子でよみがえらせたい。
このご寄付に対する金銭的なお礼は、今は、できそうにありません。
ただ、もう使われなくなった着物をお譲り頂くことで、その着物はゴミとして捨てられるのではなく、新しい刺し子作品として生まれ変わります。
第一線を離れてゴミになりつつある布地に、もう一度補修や刺繍をすることで、再度、「衣類や装飾品」として価値を与え、生まれ変わらせるのが私達Sashi.Coと二ツ谷恵子の仕事です。
そんな私達の想いや、日本の手仕事である「刺し子」の未来を応援して頂き、また日々の私達の活動にご理解を頂ければ本当に嬉しいです。
お譲り頂いた布でできた作品をご購入頂ける場合は、特別価格でご提供することも考えています。また、お譲り頂く布での特注品も可能ですし、布への想い等をウェブサイトでご紹介させて頂くことも考えています。30年以上前の布を通して、日本のものづくりの良さを多くの方と共有できたら嬉しいなとも思っています。
何もないところから、布と糸と針と、そして30年以上の刺し子と関わってきた経験で始めたSashi.Coという事業です。もう一段階、次のステップに進むためにも、ご理解&応援頂けましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
Sashi.Co / 刺し子でデザインする
二ツ谷恵子
こんばんは
昨年母が亡くなり、古い着物があります、
何かお役にたつものであれば差上げたいと思っています。
ただ、素材などよくわからないので、どうしたものか。。
太田 様
コメントありがとうございます。
直接メールにてご連絡をさせて頂きました。こうして着物が紡いでくれる縁に感謝です。ありがとうございます。
はじめまして。
38前に60歳くらいで亡くなった祖母の着物、反物について伺いたいです。
祖母が40代50代頃着用していたと思われる普段着?の着物が数点(黴がはえてたりします)その頃のものであろう反物が数点あるのですが素材が綿なのか化繊混じりなのかわかりません。
処分を考えておりますが、まだ役立てるものなら是非使っていただきたいと考えています。
その場合粗方送らせていただいても問題ないでしょうか?