Sashi.Co 草木染め刺し子糸
欲しい色だから染める。それが作品に必要な色だから。
二ツ谷恵子とSashi.Coを紹介する上で欠かせない存在になってきた草木染め刺し子糸。
Sashi.Coのジャケットやバッグを作る時間の隙間を見つけて、次の作品に必要な色、恵子が求める欲しい色を求めて草木染めを続けています。今回ご紹介するのは、この2色。
- #007 / くぬぎ
- #008 / ラックダイ
ウェブサイト担当の僕(淳)に嬉しいニュースがあって、約一ヶ月弱もの間、この素晴らしい刺し子糸を全くご紹介ができていませんでした。
#007と#008の新色以外にも、#001 〜 #006の以前の糸も、在庫は僅かではありますが、まだ残っております。この機会にご注文頂けましたら幸いです!
* 外部ウェブショップ - The Base サイト - にリンクしています
* ショップ上の写真とこの紹介ページでの写真の色合いは微妙に違っております。近い色合いはこのページだと思っています。こちらについても紹介ページがありますのでご参照ください。
”くぬぎ”で染めた糸
ブナ科の落葉高木。山野に多く、樹皮は暗灰色で裂け目が多い。 (コトバンクより引用 – https://kotobank.jp)
くぬぎを使って染めてみました。
生成りの白のようで、淡い黄色ともクリームとも感じられるほんのりとした色に染まった草木染め刺し子糸ができました。
単純に白糸で刺すよりも、上品な作品になるかもしれません。
”ラックダイ”で染めた糸
樹枝に寄生した雌のラックカイガラムシの分泌物が染料に利用されたのである。ラックカイガラムシは古代インドでもラックダイという染料として用いられたが,このほかサボテンに寄生するコチニールカイガラムシすなわちエンジムシ(臙脂虫)から得られたコチニールは,古代インカなど中南米で使用された。(コトバンクより引用 – https://kotobank.jp)
ラックダイを使って染めた糸です。
上記引用した説明内容に関わらず、ラックダイはとても綺麗な紫色に糸を染めてくれます。前職時代から恵子が繰り返し染めてきた色で、僕のお気に入りの色でもあります。
上品な紫。
刺し子以外にも使えてしまいそうな、素晴らしい色合いが出ています。
もちろん、刺し子に使っても最適な糸であることは間違いありません。恵子はたまに藍染とこのラックダイを組み合わせます。なんと贅沢な。
Sashi.Co 草木染め糸#001 – #006
2015年初頭に販売を開始したSashi.Co草木染め刺し子糸の#001〜#006です。
各色10カセ前後の売り切りで販売しております。まだ数カセずつではありますが、在庫が残っています!
将来的に全く同じような色にできあがる可能性もありますが、毎回手作業で染めるからこそできる風合いや色合いの違いも楽しんで頂ければと思っています。是非、Sashi.Coのウェブストア(Keiko's Shop)よりお買い求め下さいませ。
* クレジットカード決済、銀行振込、代金引換、コンビニ決済等、お客様のご希望に沿ってご注文頂けます。
#001
”タンガラ”で染めた糸
オヒルギの樹皮からとる染料。樹皮を煎じた汁に布帛を浸し、絞って石灰水に通すと赤茶色に染まる。紅樹皮。(コトバンクより引用 – https://kotobank.jp)
タンガラを使って染めた糸です。
#003と#004との違いは使っている触媒の違いです。
同じタンガラでも、染める環境を少し変化させるだけで、これだけの色の違いとなるのです。黄金色にも似た茶系の色と、”渋いエメラルドグリーン”かのような緑がかった色をお楽しみください。
”タンガラ”で染めた糸
オヒルギの樹皮からとる染料。樹皮を煎じた汁に布帛を浸し、絞って石灰水に通すと赤茶色に染まる。紅樹皮。(コトバンクより引用 – https://kotobank.jp)
タンガラを使って染めた糸です。
#003と#004との違いは使っている触媒の違いです。
同じタンガラでも、染める環境を少し変化させるだけで、これだけの色の違いとなるのです。黄金色にも似た茶系の色と、”渋いエメラルドグリーン”かのような緑がかった色をお楽しみください
”ミロバラン”で染めた糸
柿渋タンニンはカキの実からとったもので,渋紙の製造,染料などとして使われている。(コトバンクより引用 – https://kotobank.jp)
緑がかった灰色が出てくるミロバラン。今回も上手に染め上げることができました。古布にとても合う刺し子糸です。