夏の終わりに始まった「大槌刺し子との共同作品制作(仮:大槌刺し子100個バックプロジェクト)」は、恵子さんの2回の大槌訪問もあり、どんどんと形になってきています。
一人の刺し子さんが担当して完成させた刺し子の布地が飛騨高山に送られ、そこで恵子さんの管理の元、一点モノのバッグがどんどんと仕上げられてきています。一つ一つの作品の紹介は大槌復興刺し子プロジェクトに任せるとして、今回は「講習する側」になっているSashi.Coと二ツ谷恵子としての感想を文章にしようと思います。
まず一言。
「大槌の刺し子さんのレベルは、確実に向上している」
ということ。
この大槌刺し子との共同作品制作の大目標の一つとして、「刺し子技術の向上」というものがあります。伝統的な刺し子柄を、一人の刺し子さんが責任をもって完結させることで、刺し子で頻繁に使われる技術やノウハウを少しでも学んで頂けたらというものでした。
2011年に始まった大槌刺し子。
様々な作品制作を通して、刺し子さんの技術の底上げはしっかりなされていて、今回の刺し子バッグ制作においても、嬉しいサプライズ(予想以上に上手な刺し子)がありました。
年末年始には、大槌復興刺し子プロジェクトから正式な発表と、各バッグの紹介があると思います。本当に素晴らしい作品になってきています。刺し子の定義はハッキリとはありませんが、誰が見ても「刺し子らしい」作品が仕上がっています。
お楽しみに!