第38回草の根交流文化サロン in SEINO
大槌復興刺し子プロジェクト(二ッ谷恵子指導)展示会」(案内)
2011年の3月11日から7年。
避難生活を余儀なくされた人達の為に何かできないか……と動き出し、多くの人々の力で形になったのが大槌復興刺し子プロジェクトです。
その大槌復興刺し子プロジェクトの展示会に、指導させて頂いた関係者として、Sashi.Co の作品も展示させて頂ける事になりました。
震災復興として始まった大槌の刺し子。震災から6~7年の間に着実に実力をつけてこられた刺し子さん達の、素敵な作品を御覧頂ける貴重な機会です。また、ギャラリーやスタジオを持たない私共、Sashi.Coの作品に、直接触れて頂き、感じて頂ける素晴らしい機会になればと思っております。以下、開催会場である「土川ガーデン」様でのご案内を以下にてご紹介します。
(参照:http://blog.norarikurari.moo.jp/)
「岐阜と大槌を繋ぐ手仕事展」
1 主催 草の根交流文化サロンinSEINO実行委員会
共催 大槌復興刺し子プロジェクト(認定NPO法人テラ・ルネッサンス)
2 後援 池田町教育委員会 文化プロデュースSEINO
3 協力 ぎふ草の根交流サロン
4 期間 2018年3月10日(土)~3月18日(日)
5 会場 土川商店「場所かさじゅう」
(揖斐郡池田町宮地930 tel 0585-45-2120)
6 主旨 文化活動を展開している個人、団体の活動紹介や情報交換を行うことにより文化を視点にしたゆるやかなネットワークを形成し活動を支援するとともに、心豊な社会の実現に向けてのメッセージを西濃から発信する。また飛騨高山の刺し子をとおした東日本大震災の被災地復興支援であり、岐阜県と被災地の交流の一環とする。
7 内容
(1)展示 3月10日(土)~3月18日(日)10:00~18:00(入場無料)
岩手県大槌町を活動拠点として、被災した女性らによる刺し子作品およびプロジェクト開始初期の頃から物資支援、技術指導などの交流を続けてきた岐阜県高山市で刺し子を生業としていた二ツ谷恵子氏との共同制作作品などを展示し、震災から生まれた手仕事を通じた交流や、共同制作作品の展示を通して、震災から立ち上がる大槌町の人々の姿を伝える。
(2)講演会 3月10日(土) 18:00~19:00(無料)定員40名 要予約
大槌町の震災発生時から今日に至るまでの復興の様子とともに、大槌復興刺し子プロジェクトの活動内容。また、二ツ谷恵子氏が本プロジェクトに携わるようになったきっかけや想いなど。
(講師プロジェクトマネージャー吉田真衣 | 刺し子講師:二ツ谷恵子)
(3)交流会 (軽食付き) 3月10 日(土)
19:00~20:30 定員30名(参加費1200円) 要予約
(4)刺し子ワークショップ 3月18日(日)14:00~16:00 (定員15名)
参加費(材料費込み)1500円
大槌復興刺し子プロジェクトについて
大槌復興刺し子プロジェクトは、岩手県の沿岸南部に位置する小さな三陸の町、大槌町の避難所から始まりました。2011年3月11日、東日本を襲った未曾有の大震災により、大槌町は、町役場など町の機能の大半を失い、町長を含め、1,280名以上の犠牲者を出し、当時、避難生活を余儀なくされた方の数は9,000名を超えました。避難所では、男性には瓦礫撤去などの仕事が山積みの一方、女性たちは仕事や車はもちろん、家事をするための場所もなく、自分の役割も奪われてしまいました。
そんななか、「何かをしたい」という思いからたどり着いたのが、避難所とういう限られたスペースで、針と糸、そして布さえあればできる「刺し子」の制作でした。
2011年6月に避難所で始まったプロジェクトが始まった当初は、被災された女性の収入向上、針仕事による心のケア、といった目的がありました。現在は、「刺し子」を通して、作り手の女性が集まるコミュニティが形成され、刺し子が生きがい創出の一助となっています。また、彼女らの手によって制作された刺し子製品の販売を通じて、大槌の町づくり(活性化)に貢献することを目指しています。
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、2001年に設立。
岩手県大槌町にて、大槌復興刺し子プロジェクトを運営する他、カンボジアやラオスでの
地雷や不発弾処理支援、ウガンダ、コンゴ民主共和国等で元子ども兵の社会復帰支援活動、
日本国内で平和教育等を行なっています。